兄弟・姉妹

新しい家に引っ越すと聞いた義姉が家を奪った結果【14話】

 

「そんな!困ります。
 
住む用意も出来て、
 
今日はご挨拶に
 
来たんです…」

 

ユミ

「それがどうしたのw?
 
あんたは、黙って出て
 
行けばいいのよ。
 
生活用品を全部置いてね」

 

義姉夫

「そうそう。
 
出て行ってくれよぅ。
 
ここ狭くてさあ、

これ以上は在庫
 
置けなくてぇ
 
困ってたんだよねぇ」

 

まだ住んでもいないのに、

立ち退きを迫られるなんて…

でもまあ、いいか。

 

「そうですか…。
 
ちゃんと、
 
使ってくれるんですね?」

 

この人たちに

何言ったって無駄だね…

 

ユミ

「当り前よ。
 
何のために
 
住むと思ってるの。
 
あんた、見た目だけ
 
じゃなくて、
 
頭もぱっとしないのねw」

 

「分かりました。
 
喜んで!」

 

たいへん物わかり良く、

私は了解した。

その物件、確かにとても

良いのだが、とある条件が

付いている。

実は、犬がいるのだ。

それも大型犬が3匹に、

小型犬も2匹。