その彼は、これもまた
…何というか。
一言で表現するなら、
似た者夫婦だ。
義姉夫
「ほーぅ、この子が
コウジくんの嫁さんか。
ふぅーんw
ユミが言ってたとおり、
ぱっとしない子だね!w」
あんたもか!
夫婦そろって、
いきなり人をけなすなんて、
ずいぶん仲が
よろしいですこと。
私も嫌味を返そうかと
思ったが、義母の前で
やりたくない。
何しろ、かなり顔色が悪い。
今にも
倒れるんじゃないかと
心配になる。
義母は、以前なら
ユミを叱ってくれたが、
気力が無いのか、
体がつらいのか、
黙って顔を
そむけるだけだった。
このまま、義実家に
居させてもいいのだろうか。
不安になった…
ユミは同居を決めた際、
偉そうなことを
言っていたのに、
むしろ逆効果になっている
気がしてならない。
いったい、3人で
どんな暮らしを
しているのだろう…