決していい気分とは
言えないけれど、
義母のためにもなるなら。
私は、大人の対応を
心がける事にした。
実を言うと、
こちらにもちょっとした
事情が出来た。
近距離別居は
変わらないが、
住所を移動する。
その挨拶もかねて、
夫婦で実家へ顔を
出そうとなった。
私にとっては約2年ぶりの
義実家訪問だった。
義母は疲れた顔を
していたが
私達を玄関で出迎え、
喜んでくれた。
ユミ
「何の用?」
…相変わらずだった。
いきなり気分が落ちる。
義母の言葉を借りれば、
何ですぐ喧嘩腰に
なるのだろう。
私
「ご挨拶に伺いました。
ご結婚、
おめでとうございます」
ユミ
「いらないわよ、
そんなどうでもいい挨拶w」
鼻であしらわれた。
横に、義姉夫が
いるというのに、
全方向喧嘩スタイルは
健在で、
驚く以上に感心する。