しかしそれは一瞬の事で、
すぐに
義母
「離婚だって?
マサキに養って
もらってる分際で?w 」
ごちゃごちゃ文句を
言い始めた。
でも、私はもうだめだと
感じ、しかもその思いは
一秒ごとに
強くなっている。
トウ子
「もう…
やってられないの。
後は二人で
お好きにどうぞ」
義母
「ああそうかい。
なら好きにするよ。
この身の程
知らずのばか嫁!
こっちも出て行って
欲しかったところだ、
むしろありがたいわ」
義母は、サキトに
目もくれない。
心から孫を可愛いと
思っていたのではなく、
私をいびる道具、
思い通りにするための
切り札くらいに
考えていたのだろう。
跡取りを返せとも、
孫は置いて行けとも、
一言も言わなかった。
本当に息子しか
眼中にないのだろう。
マサキも、何も言わない。
無条件で母親に
従うのだろう。
もういい。
引き留められても面倒だ。
私はサキトを連れて、
家を出た。