マザコン夫に愛想をつかし離婚した結果 【11話】

 

でも、義母が

居なくなった瞬間から

再教育して、他の野菜も

食べるようになったのに。

努力はすっかり

水の泡になった。

こうして第二次

同居時代へ突入し、

私はストレスばりばり。

サキトは取り上げられ、

家事が気に

入らなかったら、

すぐ足の甲に踵を

お見舞いされる日々が

戻って来た。

無理やり持ち込まれた

同居生活が、ついに

1年経ったとき。

義母の嫌がらせ、

特に暴力が激しくなった。

踵攻撃だけでなく、

つねったり物を

投げつけたりに

発展したのだ。

わけのわからない電話も

よくかかってきた。

話の内容から、

貸したものを

返して欲しいという事だ。

もしかして、誰かに

何かを借りた時、

連絡先はこちらへとか

言って、うちの電話番号を

教えたのだろうか。

私も仕事の絡みで、

簡単に番号は

変えられない立場だった。

育休を切り上げたものの、

職場では在宅ワーク中心に

移行していたため、家から

出られなかったのだ。

本当にイラついた。

暴力と、義母の

借りパクへの抗議電話で、

私は神経が

参ってしまった。

マサキはそんな

私を見て見ぬふり、

近頃では

母べったりが高じて、

入浴中に体を洗って

もらうようになった。