マザコン夫に愛想をつかし離婚した結果 【4話】

 

とても窮屈で、

私にとっては地獄に

等しい暮らしが始まった。

あの時、さっさと

離婚しておけば。

悔やまれてならない。

押しかけ同居初日から、

義母の態度はひどかった。

昼食にけちをつけ、

せっかく作った

豚肉料理は全てゴミ箱へ。

 

義母

「色が悪い!

しょうゆを入れすぎ、

油も使いすぎ。

これで豚肉と野菜を

炒めたですって?

サラダ油で和えたの

間違いじゃないの?」

 

怒鳴り散らして、

片っ端から台所の

三角コーナーへと

捨てて行った。

慌てて止めたけれど、

ぎろっと睨まれた。

 

義母

「もったない?

じゃあ作ったあんたが、

責任もって食べて

処分しなさい。

マサキには、私が改めて

作ってあげる」

 

しかも、義母が

捨てようとした皿を

抑えたら、

その手を叩かれた。

菜箸で。

手の甲の、それも骨に

ヒットして痛かった。

マサキは、母の手料理だと

浮かれていて、

こちらなんか

見てもいなかった。

夕食も似たり寄ったり。

捨てるなら作らせないでと

声を荒げたら、

足を踏まれた。

どん!

って、踵が私の足の甲に

勢い良く落ちて来た。

どうやら義母は、

骨を狙って暴力を

振るうらしい。