姑を認知症と決めつける義家族に盛大に復讐してみた 【13話】

 

義父の沈黙が続いたので

私は電話をぶった切った。

なんかスカッとした。

夫の方にも連絡し、

弁護士事務所に夫と

浮気相手の2人を呼び出した。

夫と浮気相手は

口裏合わせをしていたようだ。

ただの友達でそういう関係ではない、

ということを主張した。

しかし、私には切り札がある。

興信所から受け取った

証拠の数々を並べると、

2人とも青ざめた顔をしていた。

夫はすぐに

 

 

「申し訳なかった。
 
離婚だけは勘弁してくれ!」

 

 

と、土下座をしてきたけれど

そんな手に私は引っかからない。

 

「絶対に無理!
 
夫婦として私と一緒に

いたいんじゃなくて…

介護要員としての私がいなくなるのが
 
困るだけなんでしょ」
 

 

と突っぱねた。

 

 

「そこを何とか!
 
母さんのためを思って!」
…と、諦めずに縋りついてくる夫。

そんなことは見越している。

 

 

「お義母さんの面倒は、

引き続き私が見ます。
 
それは約束しますのでご安心ください。
 
ですから…」