義父の沈黙が続いたので
私は電話をぶった切った。
なんかスカッとした。
夫の方にも連絡し、
弁護士事務所に夫と
浮気相手の2人を呼び出した。
夫と浮気相手は
口裏合わせをしていたようだ。
ただの友達でそういう関係ではない、
ということを主張した。
しかし、私には切り札がある。
興信所から受け取った
証拠の数々を並べると、
2人とも青ざめた顔をしていた。
夫はすぐに
夫
「申し訳なかった。
離婚だけは勘弁してくれ!」
と、土下座をしてきたけれど
そんな手に私は引っかからない。
私
「絶対に無理!
夫婦として私と一緒に
いたいんじゃなくて…
介護要員としての私がいなくなるのが
困るだけなんでしょ」
と突っぱねた。
夫
「そこを何とか!
母さんのためを思って!」
…と、諦めずに縋りついてくる夫。
そんなことは見越している。
私
「お義母さんの面倒は、
引き続き私が見ます。
それは約束しますのでご安心ください。
ですから…」