姑を認知症と決めつける義家族に盛大に復讐してみた 【12話】

 

わかってはいたが…

義父は開口一番に怒鳴りつけてきた。

 

 

「お義母さんに関することは

私に一任するって

書いて寄こしましたよね?

虐待の件も

警察が調べればわかりますよ。

言いがかりだというのなら、

堂々としていればよろしいのでは?」

 

 

皮肉たっぷりに返すと、

激高した義父は

 

 

義父

「あんな認知症の

ボケババァの言うことを、

誰が信じるもんか!」

 

 

さらに怒鳴りつけてきたので、

 

 

「お医者様曰く、

認知症というほどでも

ないそうですよ。

ですので、ご心配なく。

お義母さんの書いた日記や記録は

きちんと証拠として成立するそうです」

 

 

と、言い放った。

…そう。

私は虐待の証拠として、

診断書を作成してもらうのと並行し、

義母の認知症の診断も

お願いしておいたのだ。

診断の結果、

【認知症と断言できる

程度のものではない】

という、

ちょっと曖昧なものだったけれど。

私の返事を聞いた義父は

 

 

義父

「うぇ!?」

 

 

と、カエルが潰れたような

変な声を出したきり沈黙してしまった。