姑を認知症と決めつける義家族に盛大に復讐してみた 【7話】

 

あまりの一方的な言い分に、

私の堪忍袋の緒が切れた。

 

 

「連休って言っても、
 
発表後のレポートやら何やら、

やらなきゃいけないことは

たくさんあるの!

結局、自分たちが
 
お母さんの面倒を見たくなくて
 
私に全部おっ被せてるだけでしょ!

親孝行の道具に私を利用しないで。
 
自分でやったらどうなの!」

 

 

と叫んだんだけど…

「私を利用しないで」あたりで、

ブツッと電話を切られてしまった。

すぐに掛け直したけれど、応答はない。

義父や義姉を含めて

メールやLINEを送ったが、

どれも反応がなかった。

こうして、なし崩し的に

私と義母の2人暮らしが始まった。

私は以前、

義母に忘れ物の防止対策で

メモをこまめに取るよう

アドバイスをしていたのだが、

義母は同居後も守っていた。

私も引き続き、見守りを中心に

義母の面倒を見ていた。

義母の尊厳を傷つける

物言いを平気でしたり

怒鳴ったりしていた

義父と義姉がいないせいか

義母は表情が数段明るくなった。

ゆっくりとした

ペースではあるけれども、

動作がスムーズになってきた。