姑を認知症と決めつける義家族に盛大に復讐してみた 【3話】

 

 

私に義母を預けるまでの間、

そして

義父と義姉が帰宅してから

私が義実家を出るまでの

わずかな時間しか彼らの様子を

私が目にすることはない。

それなのに、義母への酷い態度を

何度も何度も目にしている。

義父と義姉は、

義母のことを事あるごとに

認知症、認知症と決めつけるのだが、

医師の診断を仰いだ形跡はない。

夫に尋ねても

 

 

「さぁ?

俺はよく知らないけど、
 
一緒に暮らしてる父さんと姉さんが
 
認知症だって言うんだから、
 
そうなんじゃないか?」

 

 

と、何とも心許ない。

ちなみに、私一人だけのときは

義母の様子は落ち着いている。

とはいえ、所謂

【まだらボケ】と呼ばれる症状も

世の中には存在し、

赤の他人である私には

比較的きちんとした姿を見せている、

という可能性も否定できない。

しかし、義母が

認知症であってもなくても、

義父や義姉の扱いは

あまりにひどいと言える。

私は医師の診断をきちんと受けるように

義実家の面々に訴えたが、

 

 

義姉「そんなお金、
 
もったいないじゃないの!」

 

義父

「認知症の診断があろうがなかろうが、
 
嫁が世話をする内容が

変わるわけじゃないんだ。

必要ない!」

 

 

と、一蹴されてしまった。

不当な扱いを受ける時、

義母は誤魔化すように

曖昧に笑みを浮かべているだけだった。