黙って全部ひとりで
やったわけではない。
ハイテク家電を購入したり、
どうしても手が届かない部分は
夫のいない時間に
ハウスキーパーさんに
来てもらったりしていたのだ。
幸いなことに
収入は多い方だからね。
これだけではなく、
年若い女性に弱いということも
判明した。飲み歩きが好きで、
色々な飲み屋をフラフラして
そこの女の子とやり取りを
するのが楽しいみたい。
私としては、職場の女性に
セクハラまがいの事をするよりは
マシだと、そういうお店の
女性とのやり取りはギリギリで
セーフ判定だった。
ところが、これに
激怒したのが義母だった。
義母は現在、徒歩5~6分程度の
距離の一軒家に1人で
暮らしている。
数年前に義父が
亡くなった時には、私から
同居を打診した。
(ちなみに私の両親も
結婚して数年で
それぞれ亡くなっている)
ところが
義母
「息子の家にいると、
つい口が出ちゃったり、
そのうち甘えが出てしまうわ。
トウ子さんとはずっと
いい関係でいたいのよ。
どうかこのままの距離感で
仲良くしてくれると嬉しいわ」
と、やんわりだけれども
キッパリと断られた。
その分、我が家には頻繁に
遊びに来てもらっているし、
私も暇さえあれば義母宅に
ご機嫌伺いに行く。
その日も私が
私
「明日の帰りは
何時くらいになりそう?」
と、夫に聞いても
碌に返事もせず、背中を
向けたまま生返事。
だれかとLINEのやり取りを
しているらしい。