顔を合わせるたびに
孫の催促をしてくる義母。
夫や義父の姿がないところで
私に対してネチネチチクチク
やっているのも
夫は気づいていたのだ。
私が妊娠していると思い込んだ夫は、
義母の暴走を懸念するように。
だから、安定期までは
黙っていようと思ったらしい。
そして、何かあれば夫自身が
義母と直接対決して
これ以上口出しをされないよう
とっちめよう、という意味だったらしい。
ここまで聞いたら、
私に代わって負担の重い家事を
率先してやってくれた理由も
納得がいった。
私が夫の浮気に心を痛めて
涙を流していた姿も
妊娠でナイーブになっているところに、
義母から何か嫌なことを言われて
堪え切れずに…と誤解していたようだ。
夫
「もう我慢できない!
キヌ子にはこれ以上
関わらせないようにしなと!」
と、決意をして義実家に来た…
というのが、夫視点での
この騒動の顛末だった。
整理してみると、
夫って本当に私のことを
大事にしてくれていたんだな…
とは思う。
私も勝手な思い込みで
勝手に自分を追い詰めて、
良くなかったなって。
けれど、さすがに
本人が知らぬところで
夫が妻の妊娠を確信している…
なんて、想定外だった。