モラハラ

離婚を切り出すと馬鹿にしてくる夫【12】

 

当日、

夫は指定した時間に現れた。

義父母も一緒だった。

私の両親は別の部屋に

控えてもらっていた。

 

私は3人をリビングに通して、

開口一番こう言った。

 

「お久しぶりです。

本日は夫婦の話し合いにも

かかわらず、お義父さんと

お義母さんも一緒なんですね?

 

私はたった一人で

臨んでいるのに、親のサポート

がないとまともに

話せないんでしょうか?」

 

軽いジャブの

つもりだったけれど、

私の反抗的な物言いに

慣れていない3人、

特に義両親には

ショックだったようだ。

 

「こんな情けない人だとは

思わなかったな~。

 

良いのは顔だけで、こんな

ちっさい男だったとは。

あはははは」

 

夫も戸惑いを

隠せない様子だった。

私は単刀直入に切り出した。

 

「結論から言うと、

離婚はとうに成立してますよ」

 

義両親

「え?」

 

「は?嘘だろ!いつ!?」

 

「離婚届を書いてもらって、

私が家を出た日。

あの後証人欄に署名を

してもらって、

すぐに出したからね!

もう他人よ!」