そうこうしているうちに、
夫は近所から不審者認定され
回覧板で注意喚起が
回ってくる始末だった。
しばらくして、
近所にパトカーのサイレンが
鳴り響いて
止まったと思ったら、
帰宅した父が教えてくれた。
父
「最近この辺りを
うろついていた不審者が、
とうとう警察に
お持ち帰りされたそうだ」
私
「それって、ケンヤ?」
父
「だろうね」
2日後、ケンヤから鬼電と
怒りのLINEが入っていた。
どうやら警察で
こっぴどく叱られたらしい。
夫
「お前のせいで
危うく俺は
前科者になるところだった!」
私もいい加減、夫のしつこさに
嫌気がさしてきていたし、
これ以上両親や隣近所に
迷惑を掛けるのも
心苦しくなってきたので、
決着をつけることに。
私
「このままじゃ埒が明
かないから、1度きちんと
話し合いましょう。
次の日曜日、私の実家に
来ることはできますか?」
私は淡々と文面を送った。
夫からは、
夫
「おう!行ってやるよ!
首を洗って待っておけ!
逃げようとは思うなよ」
という返事が返って来た。