経緯を知ったうえで、
私を受け入れてくれた
タクヤは、くすっと
笑った。
タクヤ
「お陰様で、
可愛い子供を二人も
授かる予定です。
あなたは妻のアドバイス
をお聞きにならなかった
らしいですが、
大丈夫ですか?」
女性
「アドバイス?
大丈夫?
何の話ですか?」
ショウゴより、
連れている女性が素早く
反応した。
もっともショウゴも、
何の事だという顔を
している。
話し合いが嫌だと
拒否して、私から何も
聞かずに離婚した彼に、
今こそ主治医の所見を
話す時だろう。
きっとタクヤも、
わかっていて機会を
作ってくれたのだ。
私
「…あの時、病院へ
行ったの。
異常は何もないって
いう結果だったわ…
不妊が続くようなら、
一度ご主人も受診を
お勧めしますって、
先生に言われたんだけど…」
女性
「えええっ!?」
女性は物凄い
驚きっぷりだった。
そして、たちまち表情を
般若状態にチェンジして