ショウゴ
「うわ!w
キヌ子、おまえデブに
なったなぁ!w」
この失礼な第一声を
浴びせられ、私の気分は
ぐんと落ちた。
確かに、あの頃は
ストレス発散と称して、
爆食いした事があった。
ぽっちゃりだったのは
確かだ。
でもダイエットして、
生理不順に見舞われる
ハプニングも
乗り越えた。
大声で、太ったとか
言われる筋合いは無い。
ほんとに…
まだこんな事を
言っているとはねぇ…
私
「太った?
あなたには、
そう見えるの?
ああ、そうか。
あなたは妊婦を間近で
見た事が無かったのね。
このお腹、赤ちゃんよ」
ショウゴ
「…えっ?」
私は、タクヤとの間に
授かった、
双子の我が子達がいる
お腹をさすりつつ、
言ってやった。
ショウゴは
ぽかんとした。
ショウゴ
「妊婦?
おまえが?嘘つけ。
妊娠できなかったじゃん。
エンジェル手帳とかって、
気持ち悪い記録
付けてたのに、
意味なかったよな!?」