モラハラ

不妊の私を捨てた元夫に遭遇。私のお腹を見て馬鹿にしてきたが実は…【15話】

 

ショウゴ

「うわ!w
 
キヌ子、おまえデブに
 
なったなぁ!w」

 

この失礼な第一声を

浴びせられ、私の気分は

ぐんと落ちた。

確かに、あの頃は

ストレス発散と称して、

爆食いした事があった。

ぽっちゃりだったのは

確かだ。

でもダイエットして、

生理不順に見舞われる

ハプニングも

乗り越えた。

大声で、太ったとか

言われる筋合いは無い。

ほんとに…

まだこんな事を

言っているとはねぇ…

 

「太った?
 
あなたには、
 
そう見えるの?
 
ああ、そうか。
 
あなたは妊婦を間近で
 
見た事が無かったのね。
 
このお腹、赤ちゃんよ」

 

ショウゴ

「…えっ?」

 

私は、タクヤとの間に

授かった、

双子の我が子達がいる

お腹をさすりつつ、

言ってやった。

ショウゴは

ぽかんとした。

 

ショウゴ

「妊婦?
 
おまえが?嘘つけ。
 
妊娠できなかったじゃん。
 
エンジェル手帳とかって、
 
気持ち悪い記録

付けてたのに、
 
意味なかったよな!?」