モラハラ

不妊の私を捨てた元夫に遭遇。私のお腹を見て馬鹿にしてきたが実は…【13話】

 

だんだん、私も

ばからしくなってきた。

これまでの事で、

それなりに学習した。

ショウゴには、

彼にとって不都合な話が

通じないという事。

こればかりは私には

どうしようもない。

自分に異常が無いと

いう診断結果で、

私は自信を持っていた。

無理して夫婦を続け、

嫌々ながら妊活しても、

お互いの為にならないと

いう結論が、

私の中に生まれた。

 

「そう…分かった。
 
話し合いは無理で、
 
あなたの考えも
 
変わらない。
 
そういう事なら、
 
離婚に応じます」

 

ショウゴ

「話が早くて助かる。
 
財産はきっちり分ける、
 
慰謝料は無し。
 
これでどうだ?」

 

 

「分かったわ」

 

慰謝料で争うのは

面倒だ。

まだ新婚1年が

経つかどうかという

微妙な時期での

離婚なら、どうせ大した

金額は取れないだろう。

私は、揉めるより

早く決着させて、

新しい道へ踏み出す方を

選んだ。