ショウゴ
「おまえ、太ったよなぁ。
こんなんじゃ、俺は全然
その気になれない」
嫌な顔をされてしまい、
焦ってダイエットに
取り組んだ。
実は、この間に
義母の誕生日が来て、
義実家にまた呼ばれた。
そして、ぽっちゃりした
私を見た義母が、
何かを勘違いして
義母
「まぁ!キヌ子さん!
よく頑張ったわね!
おめでた?
おめでたよね?」
気が早い事を言い、
騒いだ。
いやいや…
あれからまだ1ヶ月。
妊娠したとしても、
ごく初期で、
体型が急に
変わるほどではない。
経験者として
分かっている
はずなんだけど…
母は孫見たさに、
自分に都合がよい
考え方をしてしまって
いるようだった。
私
「すみません…
ちょっと…
太ったんです…
妊娠ではありません…」
ぬか喜びさせて
申し訳なく思い、
謝った。
目に見えて、
義母はがっかり。
義父はずっと空気状態。
とても気まずくて、
本当に困ってしまった。