妊娠報告!?
信じられない
思いだった。
私
「えっと…
お義母さんのお誕生日は
来月ですよね。
それまでに？」
義母
「頑張れば
いけるわよ！！
あなた、そろそろ
赤ちゃんが授かりやすい
時期でしょ？」
もっと信じられない
事を、義母は
言い放った。
なんで、そんな
プライベートの中でも
特にデリケートな
情報を知ってるわけ！？
私
「お、お義母さん？」
義母
「ショウゴが
そう言ってたのよ。
ねえ？
何とか手帳に
書いてあったんでしょ、
ショウゴ」
義母は夫を
見ながらそう言った。
フライドチキンを
頬張っていた彼は、
口をもぐもぐと
動かしながら、
何度もうなずいた。
何とか手帳というのは、
恐らく商品名
エンジェル手帳の事だ。
妊活に向けて、
体調管理の一環として
記録をつけている。
ショウゴに
見られたようだ。
夫であれば、
黙って読まれたのは
気分良くはない、
でもまだ許せる。
こんなプライベート
すぎる内容を、
義母にしゃべって
しまうというのは、
いくら夫でも許せない。
すっかり食欲を
なくしてしまった。
