義実家へ顔を出した
時の事だった。
義父の誕生日という
事で、お呼ばれした。
ショウゴは
ショウゴ
「うちは
家族の誕生日を
みんなで祝うんだ」
長年の習慣だと言った。
だったら、私もそのうち
誕生日が来るから、
やっぱり義実家で
お祝い
してもらうのだろうか。
ショウゴと二人で
お祝いもいいけれど、
結婚したからには、
義実家の方針に
合わせるのも有りかな。
こんな風に、
簡単に考えていた。
席につき、乾杯。
ここまでは良かった。
ごく普通の
雰囲気だったのだが。
義母
「来月には私が
誕生日を迎えるのよ。
盛大なお祝いを
期待しているわ!」
私
「そうなんですね。
任せてください。
がんばって御馳走を
用意しますから」
義母
「そうじゃないわ」
義母は、私の
張り切った返答を、
まさかの拒否。
えっと思って目を
みはったものだった。
義母は
義母
「お料理は
いいのよ、
自分で作るから。
私が欲しいのは、
妊娠報告よ!報告!」
私の目を、さらに
大きくみはらせる事を
言い出した。