浮気

イチャつく2人を風呂に閉じ込め親族たちを召喚させた結果【15】

 

アツコ

「そうですね、じゃあ、

子どもができない上に

その原因をキヌ子ちゃんに

押し付けていたアキノリさんは

『出来損ない』ですか?」

 

義母

「そんなわけあるかい!

遅くにできた子、最後に

生まれた末っ子で、

いつまでも母さん母さんって

慕ってくれたこの子が、

出来損ないなわけ

ないだろう!?」

 

アツコさん

「そうやって

猫可愛がりしてきた結果が

このザマなんです。

 

あ!

猫可愛がりなんて言ったら、

本当に可愛いミーコに

失礼だった」

 

名前を呼ばれたと

思ったのだろうか、

ミーコが甘えたように

「ニャ~ン」と鳴く。

 

虚勢済みのせいか、

オスなのにいつまで経っても

甲高い仔猫のような声だ。

一瞬、空気が緩む。

 

義母

「猫!?猫と

一緒にするなんて、失礼な!」

 

気色ばむ義母に、

アツコさんも負けない。

 

アツコ

「真昼間から女性を

連れ込んで一緒にシャワー。

おまけに会社の資金まで

横領してるだなんて、

ありえないじゃないですか。

ここにいるアキノリ君の

兄弟と、その配偶者ぐらいしか

知らないからまだマシですが、

社外に漏れたらどうなってたと

思うんです!?」

 

義母

「う…。それは…」

 

ぐうの音も出ない義母。

アツコさんは止まらない。