浮気

イチャつく2人を風呂に閉じ込め親族たちを召喚させた結果【12】

 

アツコ

「キヌ子ちゃんの評判は

業界では誰もが知っています。

お客さんの評判も

すこぶる良いです。

 

最初はアキノリ君のメンツを

立てて部長はアキノリ君と

考えていたけど…」

 

「お、俺は、

どうなるんです!?」

 

夫は期待に満ちた目を向ける。

 

アツコ

「アキノリ君…

会社のお金を横領してたよね」

 

アツコさんの

笑顔が真っ黒だった。

 

アツコ

「それにココナさんも

手を貸してたよね?」

 

ココナへ視線を向ける

アツコさん。

未だにバスタオル1枚の

ココナは震えあがった。

 

「そ…それは…」

 

ヤスノリ

「証拠もここに

上がってる。

バレないとでも思ったのか!」

 

アツコ

「キヌ子ちゃんへ

やったことは

人として最低です。

 

さらには会社の

お金に手をつける人を、

会社の顔にもなりうる

役職に就けられるわけが

ないでしょう!」

 

ヤスノリ

「今回は

家族経営の会社の中

で起こったことだから、

大事にはしない。

会社の恥を

晒すことになるからな。

 

けれど、お前のことは

一切信用できない。

お前たち2人ともクビだ」

 

「そ、そんな…!

俺、どうやって

生活して行けばいいんだよ!

 

ふざけんな!!」