私
「マナさんが大事なのは分かるわ。
だけど、少しは私や
産まれてくる子のことを
一番に考えたことはあるのかしら?」
夫
「でもマナには家族が…」
私
「旦那さんがいたんじゃないの?
それなのにマナさんもマナさんで…
旦那さんではなく、
兄であるあなたや
私に頼ってばかり…
そりゃ、何でも甘やかしてくれる
あなたに頼るよね」
私に言われた夫は
納得のできない表情を浮かべ、
自室に逃げた。
そういえば、
マナさんからは
旦那さんに対する
愚痴をよく聞かされていた。
マナ
「旦那が
もう少し子どもたちには
厳しくしたほうが
いいんじゃないのか?
って言うのよ。
ひどくない?」
マナさんの話を聞いて
夫はマナさんを
叱らずに育てたのだろうと感じた。
そしてマナさんも同じように、
子どもたちが何をしても叱らずに
育ててきたのだ。