義妹に我慢の限界

毎週泊まりに来る義妹に我慢の限界がきた… 【6話】

 

だが、どうやらそれは

私に言っていたようだ。

 

「じゃぁお家で
 
ジュース飲んだらどう?」

 

マナ

「え~、家にジュースあったかなぁ」

 

【ないんかい!】

思わず心の中でツッコミ

を入れてしまった。

遠回しに

【帰ってほしい】と、

伝えたつもりだが

帰る気配は全くない。

はっきり言わないとだめなのだろう。

 

「マナさんも忙しいだろうし、

私も夕飯の準備があるから
 
帰ってもらってもいいかしら?」

 

そう伝えると

キョトンとした顔をしているマナさん。

 

マナ

「何言っているの?
 
今日は泊まるつもりだけど」

 

【何言っているの?】

は、こっちのセリフである。

泊まるどころか

今日来ることも

事前に聞いていない。

 

「私はそんなこと
 
夫からも聞いていなし、
 
布団もないから無理よ」

 

マナ「うん、言ってないわよ」

 

「じゃぁ今日はとりあえず
 
帰ってもらってもいいかしら?」