義妹に我慢の限界

毎週泊まりに来る義妹に我慢の限界がきた… 【2話】

 

そんな妹も数年前

結婚をして双子の男の子を出産し、

今では育児に追われていて

とりあってもらえないと

寂しそうにしている夫が

とても愛おしく思えた。

そんな私達が交際を始めるのに

そう時間はかからなかった。

 

「こんな訳ありの自分と

一緒にいてくれるなんてありがたい」

 

夫はいつもそう言ってくれたが

私こそ家族思いで

優しい人と巡り会えてよかったと

心から思っていた。

バラの花束をもって

プロポーズしてくれた時は

泣いて喜んだのを覚えている。

結婚の挨拶の際には

妹のマナさんの元へ

二人で行き報告をした。

 

マナ

「お兄ちゃんが結婚できるか

心配していたから本当によかった」

 

マナさんも涙を流して喜んでくれた。

私の両親も結婚には大喜び。

私が結婚しないと思っていたらしく、

父は反対するどころか

夫のことをとても気に入ってくれて

実家に帰るたびに

二人で仲良く話している姿を見かけた。

結婚した翌年、

念願の子どもを授かることができて

今では私も立派な妊婦である。