相手の女性は目線や声のトーンから
甘えるのが上手なカンジ。
一方の私は自分のことは
自分で済ますし、
時と場合によっては
夫のフォローに回る。
母親みたいな役割だなと
自分でも思うことがあって、
私と相手の女性は正反対のタイプ。
ああ、夫は私に飽きたんだなって
ストンと腑に落ちた。
ユリカ
「生まれてくるのは
真冬みたい。寒そうだね~」
夫
「なんだよ、じゃあその時は俺が
あっためてやるよ。
それにしても冬生まれか~。
ユリカに
似て色白になりそうだなぁ」
なんて、イチャイチャしながら
女性の妊娠を喜んでいた。
それにしても、私が通っている
産婦人科によくもまあ、
浮気相手と
堂々と通うことができたものだ。
この地域では産婦人科の数が
あまり多くはないとはいえ、
もう少し
考えられなかったのだろうか。
後に、友人にそう愚痴ったところ
友人からは、
友人
「ああ、男って妊娠出産に
関してどこか他人事な人が
結構いるからね。
付き添いで行ってやってるって
感覚で、同じ産婦人科とは本気で
気づいてないとか普通にありそう」
と言われて、思わず
「サイテーだな、アイツ」
と呟いてしまった。