私の話を聞くにつれ、
いつもは笑顔を絶やさない
義姉の顔がみるみるうちに
閻魔大王へ変貌していく。
義姉
「あのクズ弟め…。
トウ子ちゃん、私がついてるわ!
存分に懲らしめてやりましょう!」
と全面的に
協力してくれることになった。
息子から手が離せない私に代わり、
義姉は実家から
あまり離れておらず、通勤も便利、
子育て環境も整っている
申し分のない物件を
見つくろってくれた。
最終的に私が現地に足を運んで
決めたけど、本当に助かった。
新居の契約も決め、一応夫に連絡。
私
「いつ頃なら迎えに来れそう?」
夫
「あー、無理w明日から3日間
北海道に出張で、帰ってきてすぐに
福岡に飛ぶんだよ。
だから前にも言ったじゃんw
俺じゃなくて
姉ちゃんに頼ってくれって!!」
とのことだった。
私は遠慮なく
引越し作戦を実行した。
まず、自宅アパートの解約手続き。
元々私が住んでいた部屋に
夫が移り住んできた形なので、
そもそも名義人は私だから、
解約に
夫の了承は必要ないんだよね。
善は急げと言う事で
3日間で引越しを完遂すべく、
義姉と私は張り切った。