マサノリもマリも
別の人が来るなんて
聞いてない!
と喚いていたが
私は淡々と
私
「この方は今
離婚のことで相談している弁護士さん。
私としても離婚に
ついては異論はないので
弁護士さんを交えて
しっかりと話しましょ」
当然内容は浮気に
対する慰謝料請求だ。
マリ「ちょっ!
何よ弁護士を
連れてくるなんて
卑怯じゃない!」
なんて喚いていた
私
「だからあなたたちの
望みは
離婚することでしょ?
私もそれでいいって
言ってるじゃない。
そのことで話を
進めようとしてるの。
それとも何?
離婚しないの?
まあ、どちらにしろ
不倫の事実は
変わらないから
慰謝料請求は
もちろんするけどね」
といってやったところ
黙り込んでしまった。
弁護士さんの
おかげでそこからの
話は早かった。
マサノリにもマリにも
慰謝料を請求し一括で
払わせることができた。
まあ、マリのほうは
貯金がなかったらしく、
両親が肩代わり
したんだけどね。