付き合いだしたのは
ちょうど私の妊娠が
発覚して、
リモートワークに
切り替わったぐらいの
タイミングだった
マリ
「あんたが
妊娠して女としての
魅力がなくなったから
私に乗り換えたって
ことだよ」
マリは勝ち誇ったように
言ってきた。
もちろんこれには
めちゃくちゃ
腹が立った。
マリに対してもそうだが
何よりも
マサノリに対してだ。
初めての妊娠で不安を
感じながら過ごしていた
というのに…
マサノリは私のことを
ほったらかして
他の女と
遊び歩いていたのだ。
私
「あんた!
一体どういう
つもりなのよ!」
すぐにマサノリを
怒鳴りつけたんだけど
マリ
「はいはーい!
ちょうどいい機会だから
離婚について
話し合ったらどう?
どっちにしろ奥さんには
魅力がないから
離婚して私と
結婚するって
言ってたよね?」