ある時改まって
言われたんだけど
マサノリ
「頼む!!俺と
結婚してくれ!
俺はお前のことが
大好きで絶対に
離したくないんだ。
もちろん
結婚しても仕事は
続けていいし、仕事の
支障になるようだったら
家事は全部
俺がやってもいい!!」
と熱い眼差しで
迫られた。
いつも優しくて余裕が
あって熱いというよりは
温かい眼差しを
向けてくれるマサノリ
だったのだが、
この時だけはかなりの
熱量を感じた。
私としてもそんな姿に
心を打たれたし、
そこまで私のことを
求めてくれるのならば、
という思いで
プロポーズを受けた。
これも後々聞いた話
なんだけど、
マサノリはその時友達の
結婚式に出席した直後で
幸せそうな
新郎新婦を見て
自分も早く家庭が
欲しいと
感化されたようだった。
両親も親戚たちも
私が結婚するのは
まだ先のことだと
思っていたので、
彼とともに結婚を告げに
挨拶に行った時はかなり
驚いていた。