私
「気持ちは本当に
嬉しい。私も
マサノリ君の事
いい人だなって思うし
お付き合いできたら
いいなって思う。
だけど
ひとつだけいいかな?
私、今の仕事が
とっても楽しいから
結婚するにしても
30歳を超えてからって
決めてるんだ。
まだだいぶ先の話に
なっちゃうけど
それでもいい?」
マサノリは私の言葉に
満面の笑みで
了承してくれて晴れて
お付き合いが始まった。
当時私はまだ26歳で
結婚を宣言している
30歳を迎えるまでには
まだ4年もあった。
マサノリをかなり
待たせてしまうことに
なるので、少し
申し訳ない気持ちも
あったんだけど、
マサノリは文句も
言わずに
了承してくれた。
そんな訳で
お付き合いを始めた
私たちなんだけど
付き合い始めて
一年ほどが経つ頃に
結婚することになる。
なんでそんなに
結婚の予定が
早くなったかと言うと、
マサノリからの
猛アタックを
受けたからだ。