モラハラ

働けないと同情を誘い娘から金をせびる夫【15】

 

アオイ

「さっき、私の26万円を

「たかが」って

言ったじゃない!

たかが26万円でしょ?

すぐ返せるんじゃないの!?」

 

と、憤慨するアオイ。正論だ。

 

「ギャンブルと女に貢ぐのを

辞めればすぐに

用意できるんじゃない?

復職するかバイトするか、

そうやれば数カ月で26万なんて

用意できるでしょ。

無理なら浮気相手から慰謝料として

もらえばいいかしら?」

 

「そ、それはやめてくれ…」

 

アオイ

「最低!この期に及んで

お母さんや私より、

浮気相手の心配なんだ!」

 

元々は父親に懐いていたアオイ。

 

そのアオイから耳の痛いことを

言われ続けて、

今度こそ夫は口をつぐんだ。

 

その後はアオイを家に送り出し、

私たちは翌日に離婚届を提出した。

 

財産分与などで現金を夫に残すと

ギャンブルで使い果たす可能性が

高かったので、

家具家電と家は夫、

預貯金や株式は私がもらうことで

決着がついた。

 

夫は離婚後改心したかのように

見えたが、またギャンブル沼に

嵌ってしまった。

 

私やアオイに同情を引くような

連絡をいれ、巧妙に

お金をせびってくる。