モラハラ

専業主婦の私を見下し推し活を邪魔する夫…【13】

 

と、なぜか皆さん、

私の味方をしてくれたらしい。

本当は夫に真っ先に味方に

なってほしかったのだけど、

ままならないものだ。

 

「俺が毎日気分よく

過ごせていたのも、

全部トウ子が心細やかに対応して

いたからだってよくわかった。

俺じゃメシの用意どころか、

自分好みのコーヒーさえ

まともに淹れられない。

 

足りない物や欲しいものが

すぐ手に届くところにあるのは、

全部トウ子が

やってくれていたから

だってことに、

改めて気づかされた」

 

「俺はそれに感謝を

しなければいけなかったのに、

「俺が食わせてやっている」

って意識ばっかりだった。

本当に済まなかった」

 

と反省の弁を述べてきた。

そして、ビニール袋から

色々取り出しては

 

「シャンプーの中身を

買ってきたけど、

同じメーカーの同じ名前の

商品でも少しずつ違いがあって、

これで

合っているのかわからない」

 

「衣料品店に行ってパンツを

買ってみたんだけど、自分の

サイズすらわからないんだ…。

小さいよりは大きい方が

まだ履きやすいかと思って

これにしてみたんだが」

 

と言って、Lサイズの

新品パンツを差し出してきた。