さて、そのコーデを
考えているのは妻の私のわけで。
当然、戦争継続中の私は
夫の身支度に
手も口も出すはずもなく…
夫一人で決めた
ファッションは…奇抜だった。
20代くらいの人なら
柄物×柄物で個性を出す、
攻めたファッションも
ありだとは思う。
それだってかなりの
センスが必要だ。
夫のは、よく言って奇抜…
正直に言えば
珍妙としか表現できない
組み合わせだった。
実は夫のセンスはかなり壊滅的。
本人は柄物がおしゃれだと
思って好んで買うのだが、
使いどころが難しいものばかり。
それを私がいつも色々と
考えてアクセントとして
活用しているのだけれど、
夫はそういう感覚がないらしい。
本人は、
夫
「なんだ、俺でも
そこそこまともに
組み合わせられるじゃないか」
と勝ち誇ったようにこちらに
視線を向けて出かけていった。
朝食は自分で作るのは
諦めて、
立ち食い蕎麦かカフェの
モーニングにするみたい。