夫
「あれ?
穴が開いてるじゃないか…。
あれ?あれれ?
これも?これも…?」
夫が引っ張り出す
おパンツにはみんな
どこかしら穴が開いていた。
というか、私が予め
開けておいたわけだが(笑)
私は何食わぬ顔で、
私
「そうなんだよね~。
だけど、あなたの下着なのに、
私の独断と偏見で購入して
「これを履きなさい!」
なんて指図、とてもじゃないけど
できないからね~。
そろそろ新品と入替時だと
思っていたけど、あんな風に
言われちゃうとねぇ~。
買いになんていけないもの」
と答えておいた。
さすがにノーパンでいるわけに
いかなかった夫は、そこまで
際どくないところに
穴の開いたパンツを選んで
仕方なさそうに履いていた。
夫
「…もしかして夕飯も?」
私
「うん。私は済ませたよ。
私はあなたにこれを
食べろって指示なんて
できないから、あなたは
好きなものを好きなように
食べればいいんじゃないかな?」
と答えると、携帯で
デリバリーを注文し始めた。
コンビニがすぐそこに
あるんだけど、多分、着て行く
洋服の場所が
わからなかったんだと思う(笑)