モラハラ

専業主婦の私を見下し推し活を邪魔する夫…【6】

 

夫が出勤した後は、

久しぶりの爽快感で

一人喝采を上げたくらい、

スッキリした。

 

とはいえ、絶対に帰宅したら

何か文句を言われるだろうな、

とも覚悟していた。

 

案の定、帰宅した夫は、

 

「おい!お前の

今朝の態度はなんだ!?

それにハンカチの用意だって

なかったから、

会社で困ったじゃないか!」

 

と私を責めてきた。

 

「朝飯抜きじゃ

昼までキツイし、そもそも朝は

いつものコーヒーがなければ、

俺の1日が始まらないんだぞ。

そのくらいお前なら

十分わかっているはずだろ!」

 

「そんなことを

言われてもねぇ…

指図をするなって言うのは

あなたが

言い出したことなんだしねぇ…」

 

と頬に手を当てて

困った風を装う私。

 

夫はため息をついて

 

「今朝のことはもういい。

明日から普段通りにすれば、

水に流す」

 

と相変わらずの上から目線。

 

私のサポートなしで

生活が成り立たないと気づけば

この作戦は

停止にしてもよかったのに…。

 

よろしい…!

 

ならば戦争だ(2回目)。

 

私が折れると踏んでいた夫は、

そのままお風呂場に向かった。

しばらくして、

 

「おい!トウ子!

シャンプーが切れてるぞ!」

 

と大声で私を呼ぶ。