夫が出勤した後は、
久しぶりの爽快感で
一人喝采を上げたくらい、
スッキリした。
とはいえ、絶対に帰宅したら
何か文句を言われるだろうな、
とも覚悟していた。
案の定、帰宅した夫は、
夫
「おい!お前の
今朝の態度はなんだ!?
それにハンカチの用意だって
なかったから、
会社で困ったじゃないか!」
と私を責めてきた。
夫
「朝飯抜きじゃ
昼までキツイし、そもそも朝は
いつものコーヒーがなければ、
俺の1日が始まらないんだぞ。
そのくらいお前なら
十分わかっているはずだろ!」
私
「そんなことを
言われてもねぇ…
指図をするなって言うのは
あなたが
言い出したことなんだしねぇ…」
と頬に手を当てて
困った風を装う私。
夫はため息をついて
夫
「今朝のことはもういい。
明日から普段通りにすれば、
水に流す」
と相変わらずの上から目線。
私のサポートなしで
生活が成り立たないと気づけば
この作戦は
停止にしてもよかったのに…。
よろしい…!
ならば戦争だ(2回目)。
私が折れると踏んでいた夫は、
そのままお風呂場に向かった。
しばらくして、
夫
「おい!トウ子!
シャンプーが切れてるぞ!」
と大声で私を呼ぶ。