モラハラ

私を捨てた元夫にある真実を告げた結果【13】

 

現夫

「僕の妻とお義母さんに

何のご用ですか?

 

礼儀というものが

あるでしょう!?」

 

と元夫に牽制を掛ける。

息子は私の後ろに

隠れながら様子を伺っていた。

だが、元夫は息子と

現夫の姿を見て唖然としていた。

 

私の夫は金髪碧眼の

スウェーデン人で、息子は

金髪碧眼でこそないものの

明るい髪色にスッとした鼻筋、

透き通る肌、ヘーゼルの瞳

一発でハーフだとわかる

容姿をしていたからだ。

 

この息子が元夫と私の間に

生まれただなんて、

考えられない。

ちなみに夫は日本生まれの

日本育ちで、スウェーデン語や

英語よりも日本語の方が

圧倒的に上手い。

 

現夫

「あなたのことは

トウ子から伺っています。

息子は正真正銘、

僕と妻の子供です。

 

あなたたち一家が彼女に

与え続けたストレスから

解放されたら

すぐにこの子を

授かりましたよ。

妻の体は健康そのものです。

 

問題はあなたの方に

あったのではありませんか?

子供に関することは

デリケートですが、

それだけに夫婦双方の

問題でもあります。

自分の奥さんを責める前に、

夫であればするべきことが

あったのではないでしょうか…」