元夫
「ご近所ネットワークを
ナメちゃいけないよ。
トウ子のおじいさんが
大けがをしたら、
おじいちゃん子のトウ子は
まず見舞いに来るだろうし。
そう思って朝晩見回りを
していたら人の出入りが
あるようだったからね。
お寿司の出前も取っただろ?」
自分の鼻が如何に利くか、
自慢げに胸を反らす元夫。
うわ~、ストーカーかよ…。
私はドン引き。
元夫
「もう俺も贅沢は
言っていられないからな。
子供を産めなくてもオフクロと
オヤジの面倒ぐらいは、
トウ子なら見られるだろ?」
ニヤニヤしながらこっちを見る。
あまりに私をバカにした
物言いに虫唾が走った。
私
「間に合っています!
私はとっくの昔に
再婚しているの!
あなたに未練はないわ!
帰って!!」
と拒絶をしたのだが、
元夫はへでもない様子。
元夫
「またまた冗談ばっかり。
俺が再婚で失敗してるのに
トウ子が
再婚できるわけがないだろ?」