私たちのために
証拠を押さえやすい部屋に
通してくれたんだ。
私と不倫追跡旅行をすると
決まってすぐに
オーナーに事情を話し
部屋割りをいじってもらったんだって。
リンカ夫、仕事が早かった。
リンカ、自分の配偶者と縁のある宿を
不倫旅行に選ぶなんて
センスなさすぎ(笑)。
リンカ夫
「この旅館、少し壁が薄いので
隣の声を漏れ聞くことが
できるかもしれません。
一応レコーダーを持ってきました。
ですが…相手側にも
こちらの会話が筒抜けになる
危険があります。
極力小声で話すように
気をつけましょう。」
…とのことだ。
おかげで
リンカと夫の真っ最中の声
(できれば聞きたくなかった)
と、やり取りを録音することに
成功した。
私達が止まることにしたのは
ツインの部屋。
奴らは夜にも
ヤルことはヤルだろう…。