私と同じ立場の人が
一緒にいてくれると
心強いって面もあった。
そして旅行の当日…
テルヒコ
「週末に丸被せで
出張だなんて参るよな~。
俺も遠くで頑張って来るから、
キヌ子も家のことをヨロシクな!」
なんてニヤニヤしながら
出かけて行った。
私は表面上は穏やかに、
内心では…
私
「不倫旅行が楽しみで仕方ないくせに。
コンニャロ!」
と思いながら見送った。
夫の出発と1時間以上ずらして
家を出た私は、途中の集合駅で
リンカ夫と合流し、
特急列車に乗り換えた。
家族連れやカップルでにぎわう車内。
惨めになるのかと思っていたら
アラ不思議。
車窓を流れる風景に魅了され、
駅弁に舌鼓を打つなど、
結構エンジョイしちゃった。
目的地について予約した宿に向かうと、
夫とリンカの2人に合流。
もちろん、2人は気づいていない。