ユカリさんの子どもは
義兄シユウとの
子どもではなかったのだ。
よくある話だが、
行きずりの男との間に
できた子どもを手近にいた男に
育てさせる。
そんな女にまんまと
騙されたシユウだった。
発覚したのはユカリの出産日。
生まれた子どもが青い目に
茶髪とあっては
気づかないはずがない。
義母
「この子…。どう見ても
シユウの子じゃない!」
シユウ
「ユ…ユカリ?」
ユカリ
「はあー…失敗かぁw
よりにもよってあの男との
子だったなんて。さいあくー」
シユウ
「え…??」
ユカリ
「あんたたち
バカそうだから
騙せたかもって思ったけど…w
そこまでじゃないみたいww
ざーんねんw 」
義母
「なんて女!
馬鹿はあんたよ!!」
義父
「一体なに考えてるんだ!
今すぐ訴えてやるからな!」
親子に血なんて関係ない。
という人もいるが、義両親に
とってはユカリの子は
孫と認められなかったのだ。
そこで私たちが
子どもを授かったという話を
どこから聞きつけたのか、
私たちに連絡をしてきたのだ。