『子どもが産めないなんて女失格』と行く度に言ってくる義両親【15話】

 

夫・私

「え!?

双子!!?本当ですか?」

 

私は双子を妊娠していた。

 

2つの命を同時に

授かれるなんて

奇跡ではないかと思った。

 

女医

「初めての妊娠で

双子は負担も多います。

しかし、今のキヌ子さんなら

大丈夫でしょう 。

 

今までたくさん頑張って

こられたんですから。

 

ご主人もしっかり支えて

あげてくださいね 。

あなたはこれから

お父さんになるんですから」

 

夫「はい!」

 

女医には治療の過程で

義家族を話していたので、

事情を知っていた。

 

先生からの言葉が

本当に嬉しかった。

 

頑張って

不妊治療をしてよかった…

家族が一度に

2人も増えたのだ。

 

(ありがとう。

私たちの元に来てくれて

ありがとう。

私、母親になるんだ。

この子たちの母親に。

必ず私たちが守るからね!)

 

嬉しい報告から数日、

私のスマホのディスプレイに

忘れかけていた義母の名前が

表示され…驚いた。