その後、リュウジは焼肉に
連れて行ってくれた。
精神的にか弱い乙女でも、
胃袋は鉄で出来ていて、
私はリュウジの財布が
空になるまで
肉を食べまくった。
お腹いっぱいで温かいお風呂に
入って、リュウジと一緒に
暖かい布団に入って、
その日は久しぶりに
気持ちよく熟睡できた。
私
「リュウジ…
今日はありがとう」
夫
「いいっていいって!
それより
ずっと我慢させて、
本当ごめんな」
私
「謝らないで …
私も何も言い返せず
黙ってたのが悪かったし…」
夫
「そんなことねーよ、
キヌ子はよく耐えた
次の休みは実家に行って
お袋に言い聞かせてくるから!
キヌ子はもう心配すんな!」
私
「本当にありがとう…!」
その後、リュウジは
本当に義実家に怒鳴りこみ、
大喧嘩の末ほとんど
絶縁状態となった。
夫
「おい!お袋!
今までキヌ子に酷い事
言ったらしいじゃないか!
お袋だけでなく、
兄貴や親父まで!
何やってんだよ!!」
義母
「酷いこと?
酷いことされたのはこっちよ!
出来損ないの嫁だから
ちゃんと教育してあげたのよ?
誰のおかげかしら?」