夫
「なあ?やっぱり何か
あったんじゃないか?
俺バカだけど、お前の
元気がない日が増えてる感じが
するっていうか…」
私
「リュウジ…」
夫
「何かあるなら
言ってくれよ。
俺たち夫婦なんだからさ!」
その日、私は溜まりに
溜まっていたものを
全てリュウジに吐き出した。
義母のこと、
義父と義兄のこと、
子どものことと
ユカリさんのこと。
夫
「そうか、お袋が…」
私
「こんな事言ってごめんね。
本当は言うつもり
なかったんだけど…」
夫
「俺の方こそ
全然気づかなくて… ごめん。
本当悪かった…」
私
「え!?なんで?
そんなことないよ。
気づかかなくて当然だよ…
私が言わなかったんだから」
リュウジは話を
最後まで聞いた後、
私に謝罪をした。
正直、もしかしたら義家族と
同じ扱いを受けるんじゃない
かって思ったけど
全然そんなことはなかった。
夫
「キヌ子はもう俺の実家に
行かなくていい !!
電話にも出なくていいし、
この家にあげなくてもいい !
何かあったら俺が行くから、
とにかく向こうが
何かしてきたら
すぐ俺に言ってくれ」
私
「でも…」
夫
「いいんだ、キヌ子は
俺と結婚して
夫婦になったんだから!
俺の実家の嫁に
なったわけじゃないよ。
そんなの
強制するもんじゃないだろ」