ユカリ
「お義父様、お義母様、
初めまして!」
義母
「あらあら!
いらっしゃい!」
義父
「よく来たなぁ!」
義母
「さあさ、
こっちこっち!
ちょっと!!キヌ子さん!
さっさとお茶用意して!」
私
「はい…すみません」
挨拶に現れたのは
シユウの嫁であるユカリだ。
目の前で怒鳴られる私を見て、
ユカリは不敵な笑みを
浮かべていた。
何か嫌な予感がすると思ったが
気にせずキッチンに向かった。
義母
「それで?
今何ヶ月ですって?」
シュウ
「3か月だよ」
義母
「あらぁ~ちゃんと
安心にしなきゃね!
栄養もつけないと!
私たちもしっかり
サポートしますからねぇ!」
ユカリ
「ええ、
ありがとうございます
あの…
キヌ子さんは?」
義母
「キヌ子さんはいいのよ!
リュウジ…シユウの
弟の嫁なんだけどね 。
まだ子どもができないのよ」
ユカリ
「ほらでも
ご結婚されてから…」
義母
「5年よ!5年!
5年もあったら普通、
子どももできるでしょうね !!
あの人
本当役立たずでね!」