『子どもが産めないなんて女失格』と行く度に言ってくる義両親【3話】

 

炊事に掃除、洗濯も

共働きだから2人で

一緒にする日もあれば交互に

する日もあった。

 

まさに幸せな結婚生活だ。

 

しかし、そんな私にも

当時は悩みがあった。

 

「お疲れ様でした。」

 

職場から

出てすぐのことだった。

 

ある人物から連絡があり、

出るとすぐに

怒声が聞こえてきた。

 

???

「あなたね!

何回も電話かけてるのに、

こんな時間になるまで

出ないなんて

何考えてんのよ!!」

 

「お義母さん…」

 

電話相手は

リュウジの母からだった。

 

そう、問題なのは

リュウジ本人ではない。

義母を筆頭にした

義実家の人たちなのだ。

 

「あの…

今日は日中仕事でして…」

 

義母

「口答えしない!!!」

 

義母はよくいる古典的な

嫁いびりをしてくる姑だ。

 

義母

「キヌ子さん、

そんな仕事仕事で

一体いつになったら 孫の顔を

見せてくれるのかしら!?」

 

理不尽な逆切れに飽き足らず、

二言目にはよくある

孫の顔見せろ攻撃だ。

 

「すみません…」

 

義母

「だいたいね、

あなたみたいな頭も要領も

悪い女を嫁に

もらってあげたんだから、

もっとうちの言うことを

聞きなさい!」