そんなある日のデートで
リュウジがやけに真剣な顔を
してこちらを見ていた。
私
「そんな真剣な顔して
どうしたの?」
リュウジ
「キヌ子、
俺と結婚してくれ」
それは想像もしていなかっ
た彼からのプロポーズだった。
彼は給料3カ月分の
指輪を同時に渡してくれた。
私
「ありがとう、リュウジ…
喜んで!
これからも
よろしくお願いします!」
私はリュウジに誠実さを感じ、
結婚を決意した。
さらに、意外にもリュウジは
良き夫で事あるごとに
私に気を使ってくれる
素敵な人だった。
夫
「今日は仕事で遅くなるから
先にご飯食べてて!」
私
「わかった!
帰り気をつけてね」
夫
「ありがとう!
あ、あと木曜日は早出だから、
朝ごはん用意しとくね!」
私
「いつもありがとう!
すごく助かるよ!」
仕事で遅くなりそうな時は
必ず連絡が来たし、
リュウジの方が朝早い日には
朝食を作っておいてくれた。
夫
「キヌ子、
仕事で疲れてるでしょ?
今日の洗濯は俺がやる!」
私
「ありがとう!
お互い様なんだから、
私にも何か手伝わせて!」