私
「この前、飲み会で
一緒に作戦会議をしたからよ。
もしかして、
私と奥様が面識もないなんて
思っていたの?」
私はこの奥様のことを知っていた。
だって、
私たちは音楽の趣味が一緒で、
元々SNSで相互フォロー状態で
頻繁にDMのやり取りをする
仲だったのだから。
ネット社会を舐めてはいけない。
コウキ
「で、でもさ、
こんなくだらないことで
離婚だなんて、おかしいよ。
考え直してくれよ」
私
「あのね、離婚を盾に
相手を思い通りに
支配しようとするのって、
立派なモラルハラスメントなの。
【こんなこと】なんて
軽々しいことじゃないのよ。
それに、あなたが私と
離婚したくない理由って何?
家政婦が欲しいから?
それとも、機嫌が悪い時に
低い点数を付けて
八つ当たりしたいから?」
小さくなって口籠る夫。
私
「今までのモラハラの証拠は
日記にも残してるし、
物によっては音声だってある。
証拠はたくさんあるのよ。
それでも離婚を拒むの?」
証拠の保全は
先輩の奥様から色々と
アドバイスをもらっており、
数多く残すことができた。
とてもありがたい。