リビングや夫の部屋も物が散乱し放題。
この間も
コウキ
「なんだこれは2点!
妻の役目をなんだと思ってるんだ!
…1点!」
めちゃくちゃ低い点数を連発してきた。
でも、笑っちゃうのは
どんなに怒り狂っても
0点を付ける勇気がないところ。
でも、とうとう4日目には
我慢の限界が来たみたい。
コウキ
「いい加減にしろ!
俺は本気だぞ!
0点を取ったら離婚だって言ったろ!
どうなるか分かっていて
その態度なんだな!?」
とうとう来たか。長かった…。
私
「ええ。そうね。
わかっていてこうしているのよ」
と、静かに微笑む私。
そんな私を見て、
夫はすこし困惑したような
表情を浮かべる。
コウキ
「…は?お前…、
0点を取っても何とも思わないのか?」
語気が少し弱くなってる(笑)。
私
「ええ。むしろ早く0点を
付けてほしかったのだけど」
コウキ
「0点って…離婚だぞ?俺は…」
私
「本気、と口では言っても、
どうせ私が縋りつくと思って
はったりをかましていたんでしょ」
少し小馬鹿にした口調で
夫の弁を遮った。