私
「私じゃなくて
ア・ナ・タだからね。
あ、始業の時間だ。またね」
電話をぶった切ってやった。
社会人なのに自分で
起きられないのは問題だな~。
目覚ましやスマホのアラームを
すればいいだけなのにね。
社会人として2点!
…なんちゃって。
夜にもまた鬼電がきた。
私
「ちょっと、電車に乗ってたんだけど!
察してよね」
コウキ
「え?なんで…?
お前、残業がないはずだよな?
今どこだ?
もう22時半を回って…」
困惑気味の夫に対して私は答える。
私
「重要な話があるって
飲みに誘われたのよ。
社会人なら付き合いも大事でしょ?」
コウキ
「おい!俺の夕飯はどうするんだよ!
だいたい人妻が
こんな時間まで飲み歩いて…」
と、言い終えないうちに遮る。
私
「悪いけど自分で用意して。
明日は土曜日で会社も休みだし、
みんなが誘ってくれるから
もう1軒いくつもりなの。
じゃね~」
返事を聞かずにまたもやぶった切る。
夫が地団太を踏んでいるのが
目に浮かぶ。
さぁて、何点つくのかしら~。